直説法過去未来

過去未来形(El conditional)は、以下の時に使います。

1. アドバイスする時
tener + que + 不定詞 や、deber + 不定詞という用法は、「~した方がよい。」「~するべきだ。」を表します。しかし、

Debes hablar con tu jefe.  君は上司と話し合わなくてはならない。

というと少し固い印象を与えますね。そんな時、

Debería hablar con tu jefe.  君は上司と話し合うべきだと思うけど。

というように、過去未来形を使うことによって少しだけ婉曲な言い方にすることができます。


2. 願望を表す時

Me gusta hablar con ellos. は、私は彼らと話すのが好きだ。

という意味ですが、動詞gustarを過去未来形にして

Me gustaría hablar con ellos. にすると、彼らとお話したいのですが。

というように婉曲な願望を表す表現になります。また、

Sería estupendo vivir en un sitio como este. こんな場所に住みたいなぁ。

という感じに、「~だったらいいのに」という感じの少し実現の可能性が低い願望に使われます。


3. 丁寧に話す時
主に他人にお伺いを立てるときに使用します。

¿Podría abrir la ventana? 窓を開けてもよろしいですか。

と少し丁寧に言うことができます。お店で試着したいとき、

Quiero probarme esa chaqueta. その上着を試着したいです。

というよりも、

Quería probarme esa chaqueta. その上着を試着したいのですが。

という方が丁寧ですね。


4. 過去の出来事だけど確かじゃない時
過去を表現するのに点過去や線過去を使用しますが、その内容が確かでなかったり、推測である場合は過去未来形を使用します。
たとえば、

Tuve 20 años cuando llegó a Japón. 私が日本に来たのは二十歳の時だ。

を過去未来形に変えると、

Tendría 20 años cuando llegó a Japón. 私が日本に来たのはおそらく二十歳の時だと思うけど。

というように、「たぶんそうだろう」的な言い方になります。
ちなみに、過去未来形を使用するのは過去においての推測の場合であり、現在の推測では未来形を使用します。



・過去未来形の作り方

基本的に-ar動詞も-er,-ir動詞もすべて同じ変化をします。
規則動詞では、動詞の原型(不定詞形)に-ía/-ías/-ía/-íamos/-íais/-íanを付けるだけです。簡単!

不規則動詞では、3つのタイプがあります。














0 件のコメント:

コメントを投稿